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「覇王別姫」

昼:青汁牛乳 豆カレー 玄米茶

夕:茄子味噌定食

サンプル通し。ソゲさんが「日出る処の天子」の続きを貸してくれた。ホクホク。

3年ぶりくらいの再読なのだけれど読めば読むほど良くできている。あのテンションを最後まで持続できた作者はすごい。私には毛人が必要だけれど、彼にはそうではない、といって悶々とする王子。読んでガツーン、落ち込む。

(恋人の)資料用に「覇王別姫」を一昨日見たからでもあるんだけれど、一番必要なものは手に入らない、だから愛す、みたいな強迫観念が一瞬再燃しそうになった。長いことそういう風に思っていたのだけれど、それはカタワな考え方なので戻れもどれと念じる。そういう風に自分側を下げると(嗜虐的で)要求水準低くなって楽なんだ、きっと。一番好きな映画が「青いパパイヤの香り」で次が「覇王別姫」だったんだけど、久しぶりに観ると、レスリー・チャンが可哀相過ぎてちょっと痛すぎる。2位は「ダークナイト」にして10位くらいに下げよう。それにしてもレスリーが愛する役の男(コン・リーの夫役)は金子君にうってつけの役なんだけど、なんて頼りなくて人間臭いのだろう。

「ナイロビの蜂」のレイフ・ファインズの演じた夫役も本当にダメダメだったのだけど、勝気な妻が大事なことを彼に何も語らずに死んだ後、奮起して陰謀を暴こうとして、結局殺される、みたいな腑抜けっぷりに「そんなの愛してることにならねーよ、ばか!」と私がキーキー怒ってたら、隣で泪をぬぐっていた恋人は「生きているときにできなかったから悲しいんじゃないか」と言った。大事なことを言わない、という守り方をした妻の愛情は分かる。しかし、大事なこともいえないような弱よわな夫は彼女を愛せたというのだろうか。犬死を含めて、まあ、愛を表現することは難しい、ということなんだろうけど。

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